女性が男性と食事やデートなどをしてお手当をもらうことをパパ活と呼びますが、中には大人の関係まで進んでしまう人も少なくありません。
大人の関係になればその対価としてお手当もアップしますが、もちろん妊娠といったリスクも背負うことになります。
そこで今回の記事ではパパ活で妊娠してしまうリスクについて、対処法や慰謝料請求まで幅広く解説します。
パパ活に興味のある方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。

このページの筆者:青木風子
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パパ活で妊娠してしまう女性は増えている
パパ活で妊娠してしまう女性は年々増えており、中学生や高校生など未成年が妊娠してしまうケースも少なくありません。
Yahoo!知恵袋にも妊娠して途方に暮れている女性からの投稿が、多く寄せられていました。
パパ活で妊娠してしまいました。
周りの忠告を聞かず自分を大切にしなかったことをとても後悔しています。
パパに「あなたとの子供だよ」とお話はしようと思っていますが「俺の子じゃない」と言われたらどうしようもないのでしょうか。中絶手術の費用+慰謝料てきな感じで30万くらいは貰ってから切りたいと思っているのですが、どうしたら逃げられずに済むでしょうか。
個人情報は一切知りません。名前も偽名かもしれませんし、会社も苗字も知りません。
ちなみに私は19歳で相手は独身です。また既婚者だった場合の対処法も教えて頂きたいです。引用:Yahoo!知恵袋
パパ活で妊娠しました。
おじさんはゴムはめてたので妊娠しないと思っていたのに・・・。
なんでかなあ。不思議ですねえ。
生理が来なくなって妊娠検査薬で調べたら陽性でした。
おじさんとは連絡取れません。
どうすればいいの?
引用:Yahoo!知恵袋
初めは食事や軽いデートで始まったパパ活も、お手当欲しさにどんどん関係がエスカレートしてしまう女性が多いんです。
複数のパパと関係を持っていたり相手の個人情報を知らず連絡が取れなくなったりと、妊娠が発覚しても1人で悩んでしまうケースが多く、パパ活の中でも特に問題になっていることです。
パパ活で妊娠してしまう最大の原因は避妊意識の低さ
パパ活で妊娠してしまう一番の原因は、避妊意識の低さ。
避妊具を使用しているからといって、100%妊娠しない保証はありません。
ジョイセフが、避妊をせずに大人の関係をしたことがあるかの調査を行ったところ、男女ともに4割以上が「ある」と回答しています。
画像引用元:性と恋愛 2021 ー避妊・性感染症予防の本音ー
コンドームを必ず付けているかの調査では、「はい」と答えた男性は7割との結果が出ているようです。
「あなたは、セックスのときに、コンドームを必ずつけるようにしていますか。」という質問に対し、「腟性交のときに必ずコンドームをつける」と回答した若者全体は82.5%、大人全体は70%となり、7割以上が毎回必ずつけているということが分かりました。
複数のパパと関係を持っていると、避妊しない男性と大人の関係になるリスクは高くなります。
高額なお手当に惹かれて軽い気持ちで大人の関係を持ってしまうと、取り返しのつかないことになってしまいます。
女性は常に避妊を意識して、大人の関係を断る勇気も意識しておきましょう。
パパ活で妊娠が発覚した時のリスク
パパ活で大人の関係を持つ際は、必ず妊娠が発覚した時のリスクも頭に入れておかなければなりません。
パパ活で妊娠が発覚した時のリスクはいくつかあります。
ここではそれぞれのリスクについて、詳しく解説していきます。
パパの奥さんにバレて慰謝料を請求される
パパ活女子が男性に妊娠を告げてパパの奥さんにバレた場合、女性に対して奥さんが慰謝料を請求してくる可能性があります。
不貞の慰謝料相場は、下記を参考にしてみてください。
離婚・別居をしない場合 | 50万円~100万円程度 |
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別居に至った場合 | 100万円~200万円程度 |
離婚した場合 | 150万円~500万円程度 |
いずれにしても、なかなか女性1人で対応できる金額ではありません。
妊娠が発覚した場合、金銭的に背負うリスクはかなり高額であることを忘れないでください。
パパに逃げられる
妊娠がわかってパパに伝えると、パタリと音信不通になるケースです。
これは、パパが責任を負いたくないという気持ちが強いから。
パパの個人情報を集める前に逃げられてしまうと、見つけることは難しいです。
パパ活しているときは紳士なパパであっても、トラブルになると逃げだすということはよくあります。
妊娠がわかってもすぐにパパに伝えることはしないようにしましょう。
親や友達に妊娠がバレて関係が終わることも…
パパ活の妊娠によって失うものは、金銭的な問題だけではありません。
人間関係の信用も失ってしまう可能性が高く、親や友達にバレてしまった場合は関係が一気に終わってしまうこともあります。
特に身内との関係は妊娠が発覚した時点で、縁を切られてしまったケースも珍しくないです。
一度失ってしまった信用を取り戻すのは容易なことではありません。
大事なものを失ってしまう恐れがあることを、必ず頭の中に入れておいてください。
パパ活が原因で妊娠したときにまず行うこと
パパ活が原因で妊娠してしまったときは、一刻も早い対処が必要となります。
最初に行うべきことは以下の2つです。
- パパの個人情報をできる限り集める
- 妊娠詐欺と疑われないように病院から診断書をもらう
それぞれの行動について詳しく解説します。
パパの個人情報をできる限り集める
最初にすべきことは、とにかくパパの個人情報を集めること。
リスクでも紹介しましたが、ほとんどのパパが責任を負いたくないという理由から逃げ出そうとします。
パパの本名や勤務先、車のナンバーなど、逃げられても大丈夫なように個人情報を控えておきましょう。
勤務先は嘘をつくことも簡単なので、名刺を貰っておくことをおすすめします。
パパ活の妊娠詐欺と疑われないように病院から診断書をもらう
パパ活の中には妊娠詐欺と呼ばれる手口で、パパから大金を騙し取る女性が存在します。
このような事例は増えてきているので、妊娠の事実を告げても妊娠詐欺と疑われてしまわないように、必ず先に病院から診断書をもらっておきましょう。
診断書を作成してもらえば妊娠週数によって、パパが胎児の父親である証拠にできます。
また、中絶手術を受けるのに必要な同意書も一緒に用意しておいてください。
中絶手術を受けるには、胎児の父母の署名捺印が必要となります。
パパ活で妊娠したら慰謝料を請求することはできるの?
パパ活で妊娠した時に慰謝料を請求できるかどうかは、行為をするときのケースによって変わってきます。
請求できるとできないケースを紹介するので参考にしてください。
基本的に慰謝料の請求は難しい
パパ活で妊娠が発覚しても、パパに慰謝料を請求することは認められていません。
民法709条では、性行為について男女間の合意があった以上は不法行為と認められないからです。
双方に同意があったとなると慰謝料は難しいので覚えておいてください。
慰謝料の請求ができるかもしれないケース
パパ活で大人の関係になる際に、パパから避妊していると嘘をつかれていた場合は、慰謝料を請求できるケースもあります。
例え同意があったとしても、嘘をついての行為は相手を陥れることにつながります。
ただ、嘘をついたという証拠がないと難しいので、必ずしも慰謝料が貰えるというわけではないです。
また、中絶手術の話し合いに応じず、逃げ回っているような場合も慰謝料の請求が可能です。
中絶費用の負担なら請求できる
中絶するためにかかる費用は半々での負担になるのが基本なので、パパに求めることはできます。
女性側に経済的余裕がなく、パパに十分な経済力があると判断されたときは、パパに対して全額請求を求めることも可能です。
2人に話し合いによって決まるので、女性側が1割、男性側が9割負担するというケースもあります。
複数のパパと関係があり、父親が特定できないケースは、残念ながら中絶にかかる費用はすべて自己負担しなければなりません。
パパ活で妊娠しないために避妊ついての理解は深めておこう
パパ活で妊娠すると金銭的なリスクだけでなく、心にも大きな傷を負ってしまいます。
心に追ってしまった傷はなかなか癒えないので、事前に妊娠しないように注意しておくことが何よりも大事です。
パパ活で妊娠をしてしまったケースの多くは、避妊についての考えの甘さです。
どうしてもパパ活で大人の関係を持ちたい場合は、避妊対策や知識をしっかりつけておきましょう。
自分自身でできる避妊対策は、下記の通りです。
- 自分の生理周期を把握して排卵前後は性交渉を避ける
- パパへの避妊具着用を必ず要求する
- 病院で子宮内避妊具を挿入してもらう
- 低用量のピルを服用しておく
- 信頼できるパパとしか性交渉をしない
避妊具を着用せず行為を行い、膣外射精をすれば問題ないと思っている人もいますが、それは間違いなので、必ずパパに避妊具を着用してもらうのは徹底してください。
リスクを減らすためにも、大人の関係になるときも1人のパパとのみ関係を持つようにしましょう。
パパ活で妊娠しないためには大人の関係は断ち切ろう!
今回はパパ活の妊娠事情について、原因や対処法、慰謝料が請求できるケースまで幅広くご紹介してきました。
パパ活で妊娠してしまうと金銭面や心のリスク以外にも、大事な人の信用さえ失ってしまうかもしれません。
パパ活は効率よく稼げる手段となりますが、妊娠してしまえば取り返しのつかないことになります。
妊娠しないためには、大人の関係を断ち切る強い意志が必要です。